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ライアーのチューニングの方法。432Hz?440Hz?周波数って?

ライアーを弾くにあたってなくてはならないチューニング。この記事では基本のチューニングの方法と、周波数のこと(432Hzと440Hzのこと)、おすすめチューニングアプリを紹介していきます。

ライアーのチューニング(調弦)の方法

まず、ライアーの弦をぐるぐる巻いて留めてあるところの金属の部分をペグといいます。チューニングレンチ(調弦キーとも言います)というペグを回すことができる道具を使って弦を緩めたりきつくしたりしてチューニングをします。

音を出して、チューナーという音が高いか低いかを判別してくれる機械で判別し、高ければ緩め(低くする)、低ければ締めます(高くする)。

時計回りは、弦がゆるむので音が下がり、反時計回りは、弦が締まるので音が上がります。文字にするとややこしや~と思うかもしれませんが、慣れると難しくありません。

弦を締める時には特に注意が必要で、いきなり締めすぎると弦が切れてしまいます。ぐいっと回すというよりは、ほんの数ミリもいかないくらい、キュっとそっと締めるイメージです。ほんの少しだけで、かなり音が変わります。文字だとわかりにくいのでyoutubeでやり方を見るとわかりやすいです。

上の動画はシンプルに解説されていて、下の動画はチューナーの使い方など詳しく解説されています。

周波数とは?432Hz?440Hzどっちでチューニングする?

周波数?聞いたことはあっても、実際何なのかぼやっとしたイメージしかない人も多いはず。音とは空気の振動によって発生するもので、ざっくり言うと周波数とは1秒間に何回振動するか(振動の波があるか)というものです。単位はHz(ヘルツ)といいます。

周波数が高いほど(振動の波が多いほど)音は高くなります。同じラの音でも、440Hzのラの音の方が432Hzのラの音よりも高くなります。ライアーは432Hzや440Hzでチューニングすることが多いです。

現代の音楽では440Hzが多く使われています。音楽の国際的な基準が440Hzなのです。昔は他の周波数(415Hzや425Hzなど)が主流で使われていた時代もあります。432Hzはモーツァルトやヴェルディが使っていたと言われています。

432Hzは癒やし効果を持つとされ、強いリラクゼーション効果があり、右脳を活性化する周波数としても知られています。物体の固有振動を可視化する研究(サイマティクス)によって、水の周波数が432Hzであると証明されたことにあります。人の体は水分がたくさんなので、癒されやすいという考え方です。

ライアーが432Hzですることが多い理由は、癒しの効果以外にもあります。シュタイナー(ライアーが生まれるのにとても重要な人物)の考えをもとに作りだされたオイリュトミーという動きの芸術の中に、音楽オイリュトミーというものがあり、流れるメロディーや音符を動きで表現するものです。これを440Hzと432Hzで比べてみると、432Hzの方が響きが深く体に入り込むというイメージもあるようです。

Leier.jpのFriendsの方を含め、ライアー奏者の方は432Hz・440Hzどちらでチューニングしている方もいます。個人的なイメージでは、440Hzは明るく華やかなイメージで、432Hzはしっとり穏やかでリラックスできるイメージです。

私は432Hzでチューニングしていますが、440Hzの音(j-popや普段の生活でよく聞く音楽)で生きてきたので、正直はじめは違和感がありました。今は432Hzの方が落ち着きます。他の楽器と合わせる場合は440Hzの方が都合がよいでしょうし、より癒しを求めるなら432Hzがよいかと思います。どちらが良い・悪いとかではなく、それぞれの環境は好みにあわせて選んでみる良いかもしれませんね。

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