ベートーベンのピアノソナタ第二楽章の「悲愴」をライアーで演奏しました。
演奏後記はラストに。
曲名:ピアノソナタ第二楽章の「悲愴」the Pathetic Sonata
作曲︰ベートーベン Beethoven
ライアー︰アフロディーテの竪琴 エンジェルモデル
【演奏後記】
この曲は、5月八ヶ岳であったライアーの交流会にアフロディーテの竪琴のグループ「Mindscape the leier」の一員として演奏した曲をソロアレンジ(というほど変えてもないけれど)にしました。
途中でひとりで弾くには難易度が高くてあたふたしている部分もありますが、できるだけ平然を装って演奏しました(笑)
普段の私はクラシックに疎いというか、弾きたい欲がイマイチ上がらないんですが(失礼!)、この曲はクラシックの曲の中でもとても好きな曲です。
作曲者のベートーベンは、この曲を作ったころに耳が聞こえなくなってきたのだとか。
ベートーヴェンが苦難を乗り越えて、自分の新しい境地を開いた傑作…というような感じ。
悲愴というタイトルなのに、纏う空気はめちゃめちゃ温かい。
いろんな解釈がありますが、私はこの曲は「人生において悲しいことが訪れることもあるけど、前を向いて頑張って生きていこうね」こんな風に思っちゃうんです。
今、愛うさぎが亡くなってちょうど3か月くらい経つのですが、5月の八ヶ岳にあわせて、この曲をうさぎのそばでたくさん弾きました。
温かな雰囲気のなかで、たくさん演奏して、たくさん聴いてもらった思い出の曲です。
弾いていると、「会いたいなぁ」「寂しいなぁ」という想いが募ることもあります。
だけど、そこにあった温かな空気は確かなものだし、今私は生きていて、あなたはここにはいない。
その事実は変わらないけど、楽しいことも悲しいこともこれからも時を止めずに進んでいくよ。
そんな風に思うのです。
あと、弾いていて「え!この曲ってこんなパートもあったの!?」という楽譜です。
途中で暗くなったり明るくなったり。
ゆったりたんたんと進むところもあったり。
「人生の様々な場面で襲い来る悲しみに揺れ動く人間の感情」そのものを表現したようにも思えますし、「運命は降りかかってくるが、決然と受け止めていこう」というようにも思えます。
なので、今回の動画は暗い感じではなく、白くてふんわりとした部屋の背景になっています。
ボツったのですが、名付けて「そよ風ライアー作戦」は大失敗でした(笑)
本当はカーテンを揺らしたり、髪の毛とか服をゆらしたりしたかったのですが。。。
カーテンは画像の加工が大変すぎる。(自分の部屋がこんなにおしゃれだったらなぁ)
そして、髪と服を揺らすために扇風機を首振りモードでつけたのですが、強モードでも全然揺れない。
前髪さえも揺れない。
いや、後ろの髪はヘアオイルつけちゃったから重みがあるのは仕方ないけど、普段の風への弱さはどこへ?な程揺れなかったです。
(録音に風はうるさいので、音だけ先にとって映像だけ強風の中撮ってみたのにぃいぃぃ)
あとは、部屋でゆったりした空気で弾いている感がでるかなぁと思って、あぐらをかいて演奏してみました。
座って演奏するといえば、あぐら!という方もいるけれど、実は私はまっすぐ足を伸ばして弾く方が弾きやすいんです。
イメージとしては、あぐらの方が楽器が下に来るので、弦の上の方を弾くような感じ。
だけど、こんな弾き方もしてもいい、ライアーの弾き方って自由でしょ♡と思ってくれたらいいな、なんて思いを込めて。うふふ。
私はテンポをキープするのが苦手なので、いつもイヤホンでメトロノームを聴きながら演奏することが多いのですが、今回は自分の気ままなテンポで弾いてみました。
途中でゆっくりになったり、呼吸感というか抑揚があるのびのびとした感じは、メトロノームなしでこそできた表現だなぁと思います。
今回もクロマキーで緑色の背景をくりぬいて合成しています。
今までよりなんだか頭の部分がカクカクしてしまったような…。
クロマキーの境界をぼかすやり方、うまく見つけられなかった。。。
その分、色補正をしっかりやってみようと思って頑張りました。
緑の布の前に白い服で撮影すると、若干服とか肌とかが緑がかるんですが、それを補正したり。(緑の補色にあたる赤色を強めています)
周りの淡い背景に合うようにホワイトをUPしたり、コントラストを弱めたり。
他のものになじむように影をつけたり。(色をもとの色じゃなくて映像の中にある色を抽出したり、透明度や影の角度を調整したり)
地味ーなところをチマチマやってみました。
上限いっぱいだったからこれ以上ができない…となったけど、本当はもう少し人物を淡くしたかったです~。
撮るときにもう少し明るくしなくちゃいかなかったのかな?
久しぶりの投稿になってしまったけど、また少しずつUPしていきたいと思います♪