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【ライアー演奏】|大きな古時計 Grandfather’s Clock Leier

ライアーで大きな古時計を演奏しました。
この曲、日本だと昔からの歌だったり平井堅さん(地元の宝!笑)の邦楽で有名だったりするけど、なんだか少し寂しいようなほっこりのようなイメージ。
そんな中、ハープのアレンジを聞いて衝撃がずどーん!こういうハッピーな古時計、私らしい感じ!弾きたい…!と思いつつ、難しかったので一度寝かせてから弾くことにしました♪

今回は、久々にがっつりした曲、イメージも割とあるのでPVっぽくしたいと思って編集をしてみました。
長く長くなるので、演奏エピソードはラストに。

タイトル:大きな古時計 Grandfather’s Clock 
作曲:Henry Clay Work
作詞:Henry Clay Work 保富康午(日本語歌詞)
編曲:毛利沙織
ライアーアレンジ:ちよひこ
ライアー︰アフロディーテの竪琴 エンジェルモデル
楽譜:

☆演奏エピソード☆

今回は、演奏エピソードと編集エピソードを別にした方が良いかしら?そもそもYouTubeの文字数大丈夫かしら?という不安が浮かぶほど、いろいろ書きたいことがあります…!
めちゃめちゃ長いと思うので、お暇な方、こういうのが好きな方に楽しんでいただけると嬉しいです。

さて。この曲、始めに書いた通り、みんなが知っている曲ですでにイメージもあるけれど、ハープの演奏を聴いて、ものすごく弾きたくなった曲なんです。
ライアーって残響を楽しんだり、癒しだったり、どこか物寂しいようなノスタルジックな曲が心に響くものが多いです。

私の楽器の音の個性は、低音がのびやかで高音がキラキラなイメージで、自分らしい音ってなんだろうと思っていたところ、なんだかハッピーな感じが今の弾きたいイメージ。
この曲、もとはハープのアレンジ譜なのですが、♭#が3つか4つあって、なんともライアーに不向きなこと…!

なので、まず移調をして#♭を減らしました。
すると、低音で弾くとドの音が足りない…そしてハーモニクス(弦の真ん中を押さえて弾くと1オクターブ上の音が出る)をするには子中高音で弾いた方が良いのかなぁでもキンキンしすぎる?という悩みが生まれつつ、ひとまず中高音用のアレンジにすることに。

そのあとも悩み、久々に低音で弾いてみたら、なんとも安心感と響きとノスタルジックさ?のあることあること!
結局、弦が足りないドの音は裏技?でミ♭の弦(裏弦の1番端)をドに調弦し、1番は低音、2番は中高音にすることにしたら、変化も生まれ、しっくりきたのでした。

最近の動画では、短い曲やおひとり様デュオ(重ね撮り)が多くてレパートリーが全然増えないことも悩んでたので、この曲はぜひレパートリーを増やそう!と意気込んだ曲でもありました。
しかし、録音をするときに難しさを痛感するのです…!

今回は森で撮りたいなぁ(ほんとはレトロなカフェとかで撮るのあこがれてました)と思いつつ、秋だし乾燥するからまぁ無理かなぁと思っていたところに夫の休み(奇跡的な代休で撮影者Get)×撮影できる日の前日に雨(湿度、大事!)×当日は晴れ…ということが判明!
森ライアーを決行することになったのでした。

今回の動画は、先に音を撮っておいてそれに合わせて弾いた動画の映像を合わせるという方法で作りました。
なので、先に音が要るのです。私はテンポが苦手なのでいつもはイヤホンでメトロノームを聞きながら演奏することが多いのですが、この曲は途中にゆっくりにする部分がところどころあって、そういうテンポの変化もこの曲の良さだと思ったので、メトロノーム無しで演奏することにしました。

しかし!それぞれのステージにたたずむボスのように、ところどころに難しいところが出てくるんです!
始まりの和音ののちのキラキラ音→すかさず来る低音から高音へのでろれろでろれろ~ん。低音のサビ?から1番が始まり、百年休まずに…を忘れずに(なぜかここよく飛ばしちゃう)→チクタク[チクタク](ハーモニクス音でるかしらドキドキ)→さっスッすちゃっ(これしないとおじいさんの頭の音綺麗にでない)→おじいさんと一緒にチクタクチクタク(同じ難しいのが2回来る)→1番おわった~→レーソー[ラソ]ファーソー(1番難しい…おとなくなりがち)→2番は伴奏の難易度鬼!→買ってきた時計さ~の後、最高音綺麗にでるかしらドキドキ→2番も百年忘れずにを忘れずに~→チクタクの音も出るかな→終わりへ向けて気を抜きそう、抜いちゃだめだ…!→トリルファソファソファソファソ…(気合
い)→最後の音うまくつかめるかしら…最後まで気を抜いちゃだめだ~!ひ…弾けた…!

というような感じなので、1回弾くごとにごっそりHPを奪われ、何度か弾きましたが、100点!という演奏までは行きつけませんでした。。。
だけど、森ライアーの方が限られてるので、こころのどこかで後で音を撮り直せたらなぁという思いで撮影にゆきました。

☆編集エピソード☆

なんとなーく、区切ります。
撮影は歩いて行ける森。湿度は60%。ちょっと濡れてるところはあれど、いい感じ。
木漏れ日がとても綺麗でした。
いろんなシーンを撮り、所作のダサさを怒られ、鳥の鳴き声や気持ちの良い景色に囲まれ、イヤホンで録音を聞きながらの演奏。

大きな古時計は止まってしまうけど、古時計をライアーに見立てておじいさんが弾いてた楽器や場所を孫娘が辿るというイメージで作りました。
1番はおじいさんのイメージ。服はさりげなく爺グレーカーデです(笑)
森の中の演奏できるところがお気に入りで、そこにライアーを弾きに来ていたおじいさん。
ときには孫も一緒に。
生まれたときから楽しいこと、辛いこと、思い出すことはいっぱいあったなぁ。
途中の上からのカメラは天国からおじいさんが見ているイメージです。

2番は孫娘がおじいさんとのうっすら記憶が残るところにライアーを弾きにくる。
小さかった木が大きくなってたり、おじいさんとの思い出を辿ったり。
映像の雰囲気も、1番のレトロな感じから鮮やかな感じに変えてみました。
定点カメラを置いて3回ほどの違うスポットの通しの映像と、手持ちカメラでパーツの撮影。

編集のときに難しかったのは音と動きを合わせること。
やっぱり、録音を聞きながら弾いた映像と、聞かずに弾いた映像ではズレの加減が違いすぎて(上手な人ならずれは少ないんだろうか…)あとから録音をし直すことをあきらめたのでした。

実は、前奏の終わりにある高ーい木の根元にライアーを置いてある写真、いろいろ加工してあるんです。
しっとりして傷つきにくいとはいえ、動画のためにライアーを傷つけるのは嫌な私。
私のライアーは塗装もオイルが塗ってあるだけでほぼ木材が丸裸な状態なので、乾燥での割れとかも心配!
なるべく見えないようにタオルを敷いて、それを加工で消してあります!
さらに縦にパノラマ写真を撮り、普通の写真も撮っておいてパノラマ写真のズレを普通の写真で上書きするという。
ささやかな加工の集まりであのシーンがあるのです♪

1番の映像、はじめは暗くて不気味な森だったので淡くして天国から見てる感?を出してみました。
上下のシネマっぽい線も、主張が強すぎたので3割くらい透かしてみたり。

まだまだやり始めのスタイルにしては満足度が高いというか、思い入れの強いものができました♪

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