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YAMAHAの演奏アプリ「SYNCROOM」は遅延なし!?実際使ってみた

遅延ストレスを減らしたアプリ「SYNCROOM」とは?

離れた仲間と一緒に演奏したい!そう思ったことはありませんか?テレビ電話やZOOMなど、通信することはできても音を合わせるとずれて難しい…そういう悩みを解決するアプリを見つけました。

音楽やっている方はみんな知ってる!?YAMAHAが作った、遅延(音が遅れる)ストレスを減らしたアプリ「SYNCROOM」の紹介です。

こちらのアプリは動画ではなく、音声のみの通信で、ルームという部屋を作ってそこに入った人が一緒に演奏できます。ルームにはパスワードを設定することができますので、身内だけの練習にも使えますし、音楽仲間が欲しい方は誰かが作っているルームに入って一緒にセッションを楽しむこともできます。

2023年4月現在はPCとiOS(iPhoneやiPad)では正式バージョン、アンドロイドではβ版(試用版)がリリースされています。

まずは回線チェック

遅延がないアプリとうたっているものの、やはりある程度のネットワーク環境はいるかと思います。アプリをダウンロードすると、まず回線チェックができます。

今回私が試した環境は家のWi-Fiにて、iPad(5年くらい前のもの)とスマホ(アンドロイドで1年未満の割と新しい機種)の2パターンです。同じ家のWi-Fi環境でもiPadどスマホでは回線チェックの結果が違いました。上がiPad、下がスマホです。

この結果がどういう風に音に影響したのかも後ほど記述させていただきますね。

操作は簡単。自分と相手の位置で音がかわる!

使い方は簡単で、ルームを作るか入るかすると、自分のアイコンと仲間のアイコンが表示されます。アイコンはギターやピアノなど数種類から選ぶことができますが、ライアーのアイコンはなかったです。残念。

ですが、TwitterとリンクさせることでTwitterのアイコンを使うことができますので、私はTwitter認証も行いました。

音についてなのですが、上の写真のように自分と相手の位置関係で音がかわります。すごい!私ははじめ自分の右横ぴったりに相手のアイコンをくっつけてやっていたのですが、イヤホンの片方からしか音がでない…!と思って自分の真上ぴったりに相手のアイコンをくっつけたら一番近い音で両耳から聞こえました。

大人数でのアンサンブルだと、パートごとに左右に振り分けたり、実際自分に近い人を近づけたり、しっかり聞きたい音を近くにしたり…と便利な機能です。アイコンをタップするとミュートすることもできますので、聞きたい音を選ぶことができるのもこのアプリの良さですね。

環境について。イヤホンは必須。

このアプリを使って思ったことは、ずばりイヤホンは必須。

どうしてかといいますと、イヤホンなしでスマホ等から音を出した場合、自分の音とスマホからでた音を拾うので相手に二重に音が聞こえます。早い音と遅い音が両方聞こえるので、リズムを合わせるなんて難しすぎます。

ライアーなどの演奏に少し邪魔ですが、Bluetoothのイヤホンよりも有線のイヤホンがおすすめです。Bluetoothも悪くはないのですが、若干遅延があるような気がします。

遅延と音質はぶっちゃけどう?

遅延と音質についてですが、さすがYAMAHAが遅延がないと謳っているだけあって、全然感じなかったです。面と向かってアンサンブルできないけどタイミングを合わしたいというときにしっかり使えるレベルだなぁと私は感じました。

音質はわりときれいという感じです。録音とかするにはちょっと…というくらいですが、電話よりきれいな印象です。ただ、音の大きさの調節はいるように思います。アイコンの周りの円が音の大きさを表していますが、これが赤になると、音割れの状態になるように感じましたので、大きすぎる場合は出力側を調整すると良いと思います。

画面下部の丸で動かすメーターみたいなアイコンでいろいろ調節できます。また、イヤホンをつけたりしてうまく認識できないときもこちらのボタンで設定を変えると音がでるようになるかと思います。

回線の悪さはどう影響する?

回線についてですが、回線チェックの結果がB(微妙)のスマホとA(良好)のiPadを比べました。

遅延については全然感じませんでしたが、音質に影響があるように感じました。スマホ(回線結果B)の場合は常にザーと遠くでノイズが入っているような感じで、結果が良好なiPadだとクリアな音でした。

私のスマホはアンドロイドなので、アプリ自体が試用版というのも関係ある可能性はあります。同じWi-Fi環境でも機械との相性などあるので、回線結果ば微妙な場合は別の機種で試してみるとよいかもしれませんね。

その他の機能も便利。

他には、チャット・メトロノーム・録音再生なども機能としてついています。録音の機能はあまりきれいな音とは感じませんでしたが、録音したものも流してセッションできるので、練習の成果を確認したり、音を流しながら弾くこともできるので便利です。

まとめ

SYNCROOMは遅延なしと謳っているとおり、本当に遅延がなくて快適でした。ビデオではなく音のみで通信するので、動きを見て合わせるような時には不向きですが、アンサンブルの練習をするには十分使えるアプリだと思います。

・操作は簡単。自分と相手のアイコンの位置で音の大きさや聞こえる位置の調整ができる。
・イヤホン必須。相手に二重に音が聞こえるのを防ぐため。
・回線が悪いと遅延するというよりは雑音が入る。
・その他の機能はメトロノーム、チャット、録音再生など。録音の音質は微妙。

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