この記事ではMuseScoreの声部の入力方法を学ぶことができます。
この記事では前回に引き続き、実際に「大きな古時計」の楽譜を作りながら行います。前回までのデータがない人は下記のダウンロードから手に入ります。
この連載記事のまとめと各記事へのリンクは下記からどうぞ。
また、全7回にわたる”楽譜をつくろう”の連載も今回が最後になります。基本の楽譜作成以外の記事は個別に投稿していきますね!
声部って何?
声部って聞きなれない言葉ですね。ほかのソフトやイラストソフトでは【レイヤー】とも呼ばれます。
声部を使うと譜表を重ねることができます。ちょっとイメージしにくいですが、下記のように2つの譜表を重ねることで、音の長さの異なる音符を一枚の譜表で表現することができます。
同じ声部で音符を重ねて和音を作ることもできますが、この場合は音符の長さが同じでなければ重ねることができません。そいった場合は、声部を使いましょう。
今回の完成イメージ
今回はこの完成イメージのように、音符を重ねて和音を入力していきたいと思います。ついでに8と16小節にタイの記号を追加し、途中、自動整形で音符の向きが変わるのでそれも直したいと思います。
また、入力する際に、下記からPDFファイルをダウンロードし、画面に表示しておくか印刷しておくと入力が楽になると思います。
実際にMuseScoreで練習してみよう
入力していくと、MuseScoreの自動整形機能により、すでに入力してあった音符の向きが反対になったりしますが、気にしないで続けましょう(次回、細かい部分は修正します)。
さて、いかがだったでしょうか?
最初は慣れないソフトでけっこう扱いにくいMuseScoreだった思いますが、ここまでくるとほとんどの機能は少し応用をきかせればできると思います。
また、MuseScoreにはネット上からハンドブックという説明書を見ることができます。正直いきなりこれを見ても意味が分からないくらい分かり辛いのですが、ここまでひととおり楽譜作りをやっておけば、ある程度ハンドブックも理解できると思います。
ぜひ、わからないところは調べてみてください!
もちろん、よく使う機能や便利機能は、単発の記事にして紹介するので、ときどきMuseScoreの記事カテゴリものぞいてみてください。
以上、全7回にわたる”楽譜をつくろう”の連載でした。みなさんも素敵な楽譜をつくろう!!