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ハーモニクス奏法とは?ライアーでのやり方

ハーモニクスとは?1オクターブ上の音が出せる奏法って!?

ハーモニクスとは、簡単に言うと弦楽器の弦の長さのちょうど半分のところに軽く触れながら弾くと一オクターブ上の音がなる、というもの。

原理としては、楽器の音は基音と倍音というもので成り立っていて、倍音(基音の整数倍の周波数を持っている)が持つ周波数の含まれ方によって音色が変わってくるというもの。その倍音自体を響かせて本来の音の整数倍の高い音を奏でる奏法がハーモニクス奏法です。うぅ~!ややこしや!

楽器は違うので奏法などは違ってきますが、原理を詳しく知りたい方は以下のリンクが参考になるかと思います。

ライアーでのハーモニクスのやり方

ライアーでのハーモニクスのやり方を紹介します。弦の真ん中を人差し指で抑えて、親指で弾きます。親指で弾いた直後に押さえていた人差し指を離します。(ほんのコンマ何秒の世界!ほぼ弾くのと同時のような、やや遅いような)

ライアーで演奏するのは親指以外の指をよく使う方が多いと思うので、筆者もはじめはびっくりでした。えっ?そっちで弾くんですかー!?と。いい位置を押さえることができ、かついい感じに押さえていた指を離すことができると1オクターブ上の音が出ます。

文章で書くより動画を見て頂いた方が断然わかりやすいので、ぜひこの動画を見てみてくださいね。

そして、ハープの動画になるので少し違う部分もありますが、押さえる位置の見つけ方やハーモニクスのことをわかりやすく解説されている動画もありますので、参考にご覧ください。

ライアーも弦が留まっている部分、ペグ(上の弦がぐるぐる巻いてあるところの金属)からブリッジ(下の弦が乗っているところ)が、端から端です。

たった7弦でもたくさんの音を出せる

最後に、たった7弦のライアーでもハーモニクスを使って様々な音を出している演奏を紹介します。早くてわからないよ~という方はYouTubeの設定(歯車みたいなボタン)から再生速度を選べますので、ぜひゆっくりにして見てみると見やすいかもしれません(音色はえらいことになりますが)。

この方は、親指で弦を押さえて他の指で演奏しているように見えます(間違っていたらすみません)。弦に何か所か黒い印がついているので、半分の位置以外にもいろんな長さのところを押さえることによっていろんな音が出せているようです。本当に器用に演奏されていますね…!

ハーモニクスは、弦を撫でれば音がでる…という簡単なものではありませんが、演奏のアクセントにもなりますし、弦が足りないときの解決策にもなります。そして、できるとカッコイイ…!ちなみに楽譜の表記は、♪の黒い●の部分が◆になっています。

ライアーでのハーモニクスのやり方についていろいろ紹介しましたが、こうしなくちゃいけない!というような堅い感じでもありませんし、様々な弾き方をされている方がいますので、この記事を参考にしてご自身のやり方を見つけてみてくださいね。

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